SOUNDPEATSから新発売のAir3 Deluxe HSについてレビューを行っていきます。
Air3 Deluxe HSは世界初のハイレゾ対応インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンで、LDACコーデックに対応します。
少し分かりにくかもしれないので簡単に説明すると、この製品はとにかく音質がとことん良い音源を再生可能にしただけでなく、そもそも高音質に仕上げたインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。
発売日の前に、パウブロは製品提供を受けて先行体験をさせていただきました。
今回はその先行体験を通して感じたことを紹介していくPRレビュー記事です。
Air3 Deluxe HS イチオシポイント
- 豊かな低域と解像度の高い音質
- 長時間でも聞き疲れのしにくい出音
- 状況に応じて選択可能なEQ
- 直感的な操作が可能な専用アプリ
結論から述べてしまうと、Air3 Deluxe HSは『今のTWS (完全ワイヤレスイヤホン) ってこんなに進化してるんだなぁ。。。』と思わされるレベルで極めて自然な出音と圧倒的な高解像度を実現したイヤホンになっています。
なんと言っても、ハイレゾ音源の良さを余すこと無く再生できるLDACに対応することで、ハイレゾ音源がスマホでも限りなく高音質で聴き放題な部分が、音楽好きにとってめちゃくちゃ実用的になっています。
肝心な音質はと言うと、パンチ感のある量感のある低域を再生しながらも中音域や高域が埋もれず、全体の楽器や効果音の鳴り方をいつでも把握することができます。複雑な音源でもビビるくらいどの音も埋もれません。まるで耳のそばにスピーカーを設置したかのような、高解像度で大迫力なサウンドを持ち運べてしまえます。
普段$1,500 (記事執筆時2022/10/16だと約22万3,000円らしい) のイヤモニを使っている管理人は、この価格帯ってそんなに実力あったっけと驚きを隠せません。
SOUNDPEATS様には申し訳ないんですが、管理人は高級イヤホンを持っているということもあって、TWSにそこまで期待をしていませんでした。しかし、今回ばかりはいい意味で裏切られました。。。
それでは、なぜ、Air3 Deluxe HSを試してみようと思ったかなどの理由も含めて、詳しくチェックしていきましょう!
Air3 Deluxe HSとは
Air3 Deluxe HSとは、世界初のハイレゾ (High-Resolution Audio) とLDACコーデックに対応したインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。
大口径14.2mmのダイナミック振動板を採用、圧迫感の少ない軽い着け心地、ノイズキャンセリング機能を搭載したマイク2基付き、本体のみで5時間、充電ケース併用で20時間の音楽再生が可能。
ハイレゾ対応、LDACコーデック対応とはどういうことかと言うと以下の通りです。
ハイレゾ対応
ハイレゾ対応かどうかは、スピーカー・ヘッドホン高域再生性能: 40kHz以上が可能であること。
つまり、高域再生性能が40kHzが可能であれば、ハイレゾ対応と記載が無くてもハイレゾ対応のイヤホンやヘッドホンということにもなりますが、わざわざ記載しない理由も特に見当たりませんね。
LDACに対応
そもそもBluetoothは音声を圧縮して伝送します。要はワイヤレスにしたがために、イヤホンに送る情報量を少なくするしかありません。そのため有線では再現できていた音質を、ワイヤレスイヤホンでは仕組み上の問題で再現することが難しかったわけです。Bluetoothは音質が悪いと言われるのはここがポイントでした。
しかし、その音質を保ったまま伝送する新技術、LDAC (エルダック) が登場しました。
ハイレゾ対応にしたとしても、その性能をいかんなく発揮するにはハイレゾ音源が必要になってきます。さらに、そのハイレゾ音源をワイヤレス環境で満足に再生するには、LDAC コーデックに対応することが必要ということですね。
LDACとは?
LDACはソニーが開発したBluetoothの情報伝送技術です。既存の伝送技術よりも3倍の情報を伝送できるため、ハイレゾ音源をダウンコンバートすることなく伝送できます。
また、ハードウェアではなくソフトウェアでの提供になっているため、ソニーからのライセンスを受ければAndroid スマートフォンでも利用可能になっています。
Air3 Deluxe HSを試した理由
今回はSOUNDPEATS JAPAN様から直接ご依頼をいただきました。
その時のやり取りのなかで「Air3 Deluxe HS」は弊社が自信を持っている新製品です。と、ご紹介を頂いたわけです。
管理人の経験上、自信を持っている新製品と紹介されて実際に試してみた製品はどれもめちゃくちゃイイんです。引き受けた理由はほんとにそれくらいですね。
しかしですね、冒頭でも述べたように、管理人は普段から$1,500のイヤホンを使用しています。音質にはこだわりがあるというか、圧縮音源の独特な歪んでシャリついた高域がイヤなんです。
基本的にはハイレゾ音源が売っている場合はそちらを買います。
売っていない場合はCDをFLACで取り込んで再生しています。
MP3やACCは高域がグシャッと潰れたような音に感じるため聞きたくないなと思っています。
そんなわけで、どんなに良い音源でもワイヤレスイヤホンは圧縮して音を伝送する仕組み上、結局は圧縮音源を聞くことになってしまうため、ワイヤレスイヤホン自体を毛嫌いしていた管理人ですが、メーカーさんにそんなに自信があるなら、せっかくだし、いっちょ試してみよっかなくらいの軽いノリで引き受けました。
そして試した結果、言えることがひとつ『あの頃とは違う、とにかく時代は変わったんだ』ということですね。
SOUNDPEATS JAPAN様 ほんとにスミマセンでした。。。
届いたAir3 Deluxe HSをチェック
そんなこんなで、先行体験をさせていただくことになった管理人の元へAir3 Deluxe HSが届きました。
どんな感じに仕上がっているのかチェックしていきましょう。
シンプルで洗練されたパッケージデザイン
ドドンとどデカくAir3 Deluxe HSがプリントされています。
男性が装着したAir3 Deluxe HSがプリントされています。ワンポイントにゴールドのデザインで、かなり高級感があるように見えますね。
側面には細かなスペックが記載されています。どこを取ってもシンプルでモダンです。洗練されたパッケージデザインはメーカーの自信も反映されているようにも見えますね。
内装も高級感がある
蓋を開けると真ん中に本体の入ったケースが出てきます。輸送時にも絶対に動いてしまわないような梱包になっています。
蓋を開けた時に製品がディスプレイのように固定されていると所有欲も満たされる感じがします。そういった演出も配慮されていることから、日本でも人気が出るわけですね。
同梱物
同梱されていた付属品は以下の内容です。
付属品
- 取り扱い説明書 (日本語)
- アプリの案内
- 充電用のUSB-Type C to C ケーブル
付属品はインナーイヤー型ということもあって、特に多いということもなく、あっさりした内容です。
また、アプリを使うこと前提なので、操作も直感的にできるようになっています。操作説明には最低限の操作方法が記載されていました。
外観を詳しくチェック
ここからはAir3 Deluxe HSのデザインやついて詳しく見ていきます。
せっかくワイヤレスで音楽が聞けるわけなので、外出時に持ち出してみました。
ツルッとした鏡面仕上げのケース
ケースと併用することで20時間の使用になっているわけですが、そのケースデザインはとてもシンプルで、ペアリング用のボタンがあることと、裏面にはメーカーロゴの意匠があることくらいです。
金色になっている部分にヒンジが搭載され開閉できるようになっていますね。本体と印象が合うようなカラーリングになっているのも作り込みが深いです。
マットな質感の本体
ツルツルピカピカだったケースとは裏腹に、本体はマットな質感のブラックになっています。ゴールドになっているところがセンサー部分になっています。
ツルツルピカピカなケースの方は指紋が目立ちますが、本体は何度触れても手汗なんかの汚れが目立たなくなっています。
つや消しの樹脂筐体ですが、安っぽさも皆無です。底面にはケースに納めて充電接続させるためのマグネットが埋め込まれています。
装着してみた見た目
基本的に顔まわりに黒系のアイテムを持ってくる管理人ですが、Air3 Deluxe HSはマットな質感のブラック筐体にワンポイントでゴールドをあしらっているため、コーディネートとの相性問題が発生しにくいと思いました。
管理人が着用しているのはTOM FORDのメガネですが、TOM FORDならではのゴールドパーツが使われているため、Air3 Deluxe HSと相性が良く顔全体の統一感が出せています。しかし、あくまでワンポイントに収まっているため、シルバーパーツのメガネであってもおかしな印象を与えることも無さそうです。
サイズ感も大きすぎず小さすぎず、ショートヘアでもイヤホンが顔のイメージ主体になってしまうようなこともありません。
管理人のようなどちらかというとモードカジュアルのようなスタイルだけでなく、デニムにTシャツのような極めてカジュアルな服装を好む方でもワンポイントにゴールドがあるおかげで、丁度いいカジュアルさを出せそうです。
使用感
ここからはAir3 Deluxe HSの使用感と、どんな使い方と相性が良いのか管理人目線で解説していきます。
開けて出すだけで接続される
Air3 Deluxe HSは一度ペアリングを済ませてしまうと以降はケースの蓋を開けたくらいのタイミングでスマートフォンと接続されます。管理人が使用するスマートフォンはLDACに対応するPixel 6です。
接続の速さについては申し分無いと思えますし、耳に装着すると音楽が再生されます。
極めて安定した接続
Pixel 6では接続状況も極めて安定しており、例えばJRや地下鉄などの鉄道車内であっても接続がおかしくなることは一切ありませんでした。
最近、外出する人が増えたことで、駅構内も極めて混雑した状況になっている場合でも使用してみましたが、再生された音楽が途切れることは一度もありませんでした。
Air3 Deluxe HSはBluetooth ワイヤレスイヤホンのデメリットでよく挙げられる、接続の不安定さを実感することはできませんでした。
軽く密閉感の無いつけ心地
Air3 Deluxe HSはインナーイヤータイプなので、イヤーピースのあるカナル型のような密着感や閉塞感がありません。耳に装着していても重さを感じることは無く、歩いていても重みで耳が引っ張られるような感覚はありませんでした。
少し走ったくらいでは外れてしまうこともなかったです。遅刻しがちな方でも少しくらいなら走れてしまうので、通勤用途にも十分いいんじゃないでしょうか。
音楽を再生していても適度に周囲の音が聞こえるので、ある意味、周囲で流れているBGMのように聞こえます。外出時の使用には向いていると思います。
音楽をバッチリ聞くために歩行中、大音量で使用するのはとても危険なのでそういった使い方は避けていただきたいんですが、例えばイヤホンをせずに歩いている時、イイ感じにBGMを鳴らせたらいいなと思うような場合には極めていい選択肢になります。
音質
ここからはAir3 Deluxe HSで音楽を聞いてみた感想を詳しく書いて行きます。
結論から述べてしまうと、音質目当あての購入ならめちゃくちゃおすすめできると断言できます。
とにかく高解像度なサウンド
まず、Air3 Deluxe HSを使うならLDACで接続できる端末を使ったうえで、Amazon Music Unlimited等でのFLAC音源のストリーミング再生や、foobar2000等のプレイヤーで手持ちのFLAC音源を再生すると1番良い音で鳴らすことができます。自ずとLDACに非対応なiPhoneだと不可能なことにはなってしまいますね。
まずはそのうえで評価をすると、スマートフォンでワイヤレスイヤホンを使って聞いているとは思えないほどに、力強い低域と明確に聞き分けのできる解像度で音楽を聞くことができます。
聞いたのはこの楽曲
eillさんは独特な声質、チルい楽曲からエモい楽曲まで様々な曲を歌うことで著名アーティストになっています。
楽曲はシンプルな構成なんですが、ピアノからバイオリンなんかのストリングスの音やアコースティックギターの音なんかも入ってきて、アコースティックな要素が多いんです。アコースティックな音は空間表現が得意な再生機器で聞くと響きに広さと深みが出て、楽曲の良さが一層引き立ちます。
Air3 Deluxe HSはそのeillさんの楽曲の美味しいところをワイヤレスでもいかんなく再現することができます。ギターのストロークの音や運指の音も聞き取ることができてしまいます。
良く言われるボーカルの息づかいまで分かると表現されるハイレゾ音源ですが、Air3 Deluxe HSはその表現に通り当てはまる実力を持っている製品だと言えます。
そして、プリセットのEQだと豊かで支配的に鳴る低音が響く中で、その他の音が一切埋もれることがありません。割りと真面目な話、1万円台の有線イヤホンよりも良い音が鳴ります。例えば、SHUREの定番イヤホンSE 215では太刀打ちができないくらい音質が良いです。
もちろん用途も異なるので、用途に合わせた使い方をしなければ良さを活かすことはできないません。そのため、一概にどちらが優れているというのは言い切れえるわけではないのですが、音質を重視する場合にAir3 Deluxe HSはベターな製品としてかなりおすすめできると断言できます。
PCと聴き比べしてみた
同様の音源をWindowsのfoobar 2000で再生し、$1,500のイヤモニでSHURE MV7 (DACがいい感じのUSBマイク) を通して聞いてみたんですが、ぶっちゃけた話をします。
うーん。。。
Air3 Deluxe HSでも解像度は十分に足りているため、あとは低音寄りが好きとか高音寄りが好きとかで選んでいいと思えるレベルに仕上がっています。
正直に言わせてもらえるならちょっと悲しいですよね。だって音質の傾向で言うなら硬質で聞き疲れしやすい$1,500のイヤモニよりも、ちょうどいい塩梅の硬度をしたAir3 Deluxe HSの方が楽しく聞けるんです。
マジで、ちょっとショック。どうすんのこれ。
変幻自在な周波数特性
さて、解像度が価格以上にぶっ壊れ性能なことは十分伝わったと思います。
音質傾向についての説明をしていませんでしたが、それ、要りません。専用アプリを使う場合、この部分についての説明は不要です。
それくらいEQが秀逸です。他のイヤホンに変えたくらいに変化が出せます。是非、Google Playで専用アプリをインストールしましょう。
アプリ内のカスタマイズ画面からイコライザーを変更することで、解像度はそのままに多彩な音質傾向に調整することができます。この画面からゲームモードや装着自動検出の選択もできるようになっています。
プリセットも翻訳され事前設定と表記されていたり、ちょっとチャーミングな日本語もあったりします。
はじめに選択されているプリセットはSOUNDPEATSクラシックです。
クラシックというと若干中域がへこんだ弱ドンシャリサウンドになっていることが多いんですが、SOUNDPEATSクラシックも例に漏れず弱ドンシャリサウンドになっています。
また、弱ドンシャリサウンドではあるんですが、低域はめちゃくちゃ出ます。バスドラムのキックが超はっきり聞こえてベースラインもめちゃくちゃ聞き取りやすいモリモリベースサウンドです。
実際に聞く音源にもよりますが、ボーカルが若干遠くに聞こえてギターのサウンドが目立つため、メタルとか聞くのにちょうどいい感じの音質です。
外で聞くと、だいたい環境音がベースラインと被ってくるので、街なかで実際に聞くとモリモリベースサウンドでちょうどイイ感じになります。静かなところで聞くとめっちゃ低域モリモリだなあと感じられます。
そうは言っても無難におすすめできる音なので、特にこだわりがなければ変更する必要は無いように思います。
もし、静かなところでもっとフラットな音で聞きたいなと感じた場合は、高域強調がおすすめです。ちょっと高域が強いフラットな音質にすることができます。
カスタムEQも利用できる
Air3 Deluxe HSは10バンドイコライザーも利用できます。はじめのスライダーの位置はSOUNDPEATSクラシックと同じ聞こえ方をするので、Air3 Deluxe HSは僅かにドンシャリサウンドなイヤホンということなんでしょう。
装着する環境で聞こえ方が大きく変わってしまうので、特定の場所でしか使わない場合は10バンドイコライザーで好みの音に仕上げてみてもいいんじゃないでしょうか。
グラフィックでカーブが確認できるようになっているため、直感的に操作が可能になっています。
もちろんYouTubeなんかも楽しく聞ける
LDAC対応スマートフォンでFLACを再生すると1番良い音で音楽を聞くことができるというのは事実なんですが、YouTubeでもミュージックビデオなんかを楽しく視聴することができます。
複雑な演奏のPolyphiaを再生してみた
Polyphiaでもごちゃごちゃせずに聞けてしまいます。特にこれといった違和感もありませんね。
ただ、やっぱり表現力や音場の広さなんかを重視するとFLACのハイレゾ音源を再生したくなります。しかし、カナル型イヤホンの閉塞感を嫌う場合や、部屋でスピーカーを使いたいけど大きな音を鳴らせる環境を用意できない場合、とても良い相棒になってくれること間違いなしだとは思います。
また、ミュージックビデオを再生する場合、遅延で口元の動きと音が僅かにズレているように感じるかも知れません。その場合、ゲームモードを適用すると、もうほぼ分からないくらいのレベルで遅延をなくすことができます。
ゲームをしない場合でもゲームモードを有効活用することができます。
バッテリー持ちについて
再生時間は5時間になっていますが、実際に使ってみてもだいたい5時間くらいです。この5時間を長いと捉えるか短いと捉えるか、思うかどうかですが、移動中に使ってみた感想としては別に不都合はありませんでした。
まるっと1日イヤホンを装着した状態で、移動やショッピングに費やす場合であれば足らないと思いますが、1時間程度の移動時間が4時間おきくらいにあるのであれば全く気になりません。
使わない間はケースに納めておくことで充電もできますし、1時間程度で10%くらいから80%くらいにまで充電することができました。
ケースの充電も毎日しなくても、3回以上は充電できています。管理人の場合はいまのところなんとかなっています。
ただ、ケース自体にあるインジケーターランプのカラーで残量確認はできるものの、アプリからケースの細かいバッテリー残量が確認できるわけではないので、残量確認が分かりやすく簡単にできるともっと便利なんじゃないでしょうか。
マイク音質は普通
イヤホンの性能についてはかなりイイんですが、Bluetooth接続であるため、マイクの音質は正直そこまで良いと思えません。
電話やLINE通話等でコミュニケーションは十分に取れますし、実用上、全く問題がありませんが、例えばAir3 Deluxe HSで音声コンテンツを録音したいとかいう場合には向いていません。
まとめ
Air3 Deluxe HSのレビューを行ってきました。
音質については文句なしの性能です。アプリでEQを利用すれば低音寄り、高音寄り、どちらも自然な出音で聞けてしまうため、周波数特性についてはどんな人でも相性問題が起こりにくいと言えます。
豊かで量感のある低域を鳴らしても他の音域が埋もれることもありません。この価格帯ではコスパが良すぎると思います。
おすすめできるのはこんな方
- 何よりも音質を重視したい
- 周りに溶け込むBGMのように音楽を聞きたい
- シンプルな機能で十分
めちゃくちゃポテンシャルの高いAir3 Deluxe HSは、LDACで接続できるスマートフォンでアプリを使ってFLACを再生すると最も音楽を楽しめるイヤホンだと思います。
ただ、その部分がそのままデメリットでもありますね。iPhoneはLDACに非対応ですし、正直に言わせてもらうとiPhoneユーザーなら使うメリットが少ないと思います。
しかし、Androidユーザーの場合、LDACに対応するスマートフォンはとても多いため、是非、試してみてほしいなと胸を張っておすすめできます。音楽好きならなおのことです。
Air3 Deluxe HSはインナーイヤータイプのため、耳に密着しません。低音の聞こえ方が環境音に大きく左右されてしまいますが、周囲に溶け込むBGMのように音楽を日常で楽しむことができるのはインナーイヤータイプならではとも言えます。
爆音にせず、自然な音量で使えば街の雰囲気を取り入れながら歩き回ることができます。
いつもの外出も、お気に入りの音楽をめちゃくちゃ高音質で持ち出すことができるため、同じ道、同じ場所が楽しく感じられました。
外出するのが楽しくなってきた季節ということもあって、ひとり移動のオトモに是非購入してみてはいかがでしょうか。
スマートフォンでも思わず体を揺らしてしまいたくなるような音楽体験ができますよ。
ココが良い
- 価格以上の高解像音質
- 豊かな低域は街の雑踏に埋もれない
- 専用アプリが使える
- 豊富なEQで好みの音質が見つかる
- 軽く疲れにくいつけ心地
ココはイマイチ
- 低域は環境に左右される
- 現状カラバリが無い