Hotline Gamesから販売されている2.0 PLUS アンチスリップテープについてレビューを行っていきます。
様々なグリップテープが販売されていますが、2.0 PLUS アンチスリップテープはHotline Games独自の2.0 PLUS材料を採用しています。販売価格は¥1480~(記事執筆時)となっています。
今回はHotline Games様からレビューサンプルを提供していただいたので2.0 PLUS アンチスリップテープを詳しくチェックしていきます。
2.0 PLUS アンチスリップテープ イチオシポイント
- 貼り付け用のピンセットが付属
- 充実のカット済みバリエーション
- 自由にカットできるDIYバージョン
- 汎用性の高い六角形カット済みバージョン
- 適度な柔らかさで指にフィットする
- 汗をかいてもフィーリングが変わらない
結論から述べてしまうと、2.0 PLUS アンチスリップテープは、柔らかい質感が特徴のグリップテープです。また、手汗をかいていないドライの状態と手汗をかいたウェットな状態で、使用感がほとんど変わりません。
そのため、ゲームプレイ時は常に同じグリップでマウス操作ができ、ムラの少ない安定したパフォーマンスが獲得できます。特に滑ることが目立ちやすいマウスを持ち上げる動作だけでなく、エイム時に指先で繊細なコントロールをする場合にも強力なグリップで安定感のある操作へ繋げられます。
ただ、その半面、厚みがあることで僅かにですがマウスの幅や高さが変わってしまいます。そこをどう受け入れられるかですが、管理人がいろいろ試してみたところ、幅が変わってしまっても、かえってグリップテープがあったほうが安定するマウスもありました。
専用カット済みのバリエーションが無くても、六角形にカット済みのバリエーションがあるので『カットするのがめんどくさい!』という方にもおすすめです。
それではもっと詳しく見ていきましょう!
2.0 PLUS アンチスリップテープとは
2.0 PLUS アンチスリップテープとは、Hotline Gamesが独自に企画した3M社製のポリエステル材料を使用した強い吸水性が特徴のグリップテープです。
接着面にはもちろん3M社製のテープが使用されています。
また、カット済みになっている製品のラインナップも豊富です。カット済み製品以外にもDIYバージョン、六角形バージョンがあり、どんなマウスにも利用できるような製品展開になっています。
種類とサイズ
カット済み (他の種類はリンクから確認できます。)
DIYバージョン
六角形バージョン
使ってみたかった理由
最近、もっぱら有線マウスばかり使っている管理人ですが、有線マウスの必須アイテム『マウスバンジー』はHotline Gamesのバンジーを愛用しています。
Hotline Gamesのバンジーは価格が手頃であるにも関わらず、使い勝手の良いマウスバンジーに必要な要素をきちんと押さえています。低価格帯ですが、控えめに言ってクオリティーがめちゃくちゃ高いです。
モニターに付けるバンジーなんかもあったりしますが、モニターを近くに設置している管理人には、位置的にマウス操作で干渉してしまうこともあって、やっぱりマウスバンジーがベストなんです。
そんなハイコスパマウスバンジーを販売するHotline Games様から、グリップテープも試してみてほしいと要望をいただきました。
グリップテープもハイコスパな製品になっているかどうかを確認するため試してみることにしました。
届いた2.0 PLUS テープをチェック
それでは提供していただいたサンプルが届きました。早速チェックしていきます。
パッケージは共通
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透明のジッパー付きの袋の中にグリップテープとピンセットが収められています。
![](https://www.powblo.com/wp-content/uploads/2022/06/PXL_20220610_090924149.PORTRAIT-1024x771.jpg)
パッケージは裏面のバリエーション部分以外は共通になっています。『滑り防止グリップテープ MarkⅡ PLUS』と表記があります。
すでにお気づきかもしれませんが、六角形タイプの枚数は驚きの56枚入りです。
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56枚という数字って日常生活でなかなか見かけませんね。今後はHotline Gamesの六角形のグリップテープの枚数と同じだなと思うようになるんでしょうか。
2.0 PLUS テープを詳しくチェック
ここからは2.0 PLUS アンチスリップテープを実際に開封していきます。
カット済みのバージョンをチェック
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早速、カット済みな方を開封してみました。今回はRazer Viper Mini用です。
入っていたのは、説明書とマウスクリーナー (クリーニングクロス) とグリップテープ本体とピンセットです。
きちんと3Mのロゴマークが見えますね。
DIYバージョンをチェック
![](https://www.powblo.com/wp-content/uploads/2022/06/PXL_20220621_121639597.PORTRAIT-1024x771.jpg)
DIYバージョンを開封してみました。
入っていたのは、マウスをまるっと覆うことのできるグリップテープシートが2枚、マスキングテープが3枚と説明書とマウスクリーナー (クリーニングクロス) とグリップテープ本体とピンセットです。
マウス4個分のグリップテープを作れそうな容量です。マスキングテープもマウスであれば難なくマスキングできる大きさのものが3枚も入っています。
多少、型取りに失敗しても自分で用意し直す必要も無さそうです。
六角形バージョンをチェック
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入っていたのは、六角形にカットされたグリップテープ56枚と説明書とマウスクリーナー (クリーニングクロス) とピンセットです。
いざ目の前にしてみると56枚ってめっちゃ多いですね…。
こんなに使い切れるのかと思いますが、局所的に使って消耗品として考えるとちょうどいい感じ気もしてきます。
簡単にできた貼り付け作業
ここからは、管理人が実際に若干の持ちにくさや滑りやすさに不安を抱いているマウス達へ貼り付けていきます。
Razer Viper Mini へ貼り付け
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Razer Viper Miniには専用カット済みのバージョンを貼り付けます。
クリーニングクロスでマウス本体をフキフキしたら、付属のピンセットでテープを剥がします。
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ひし形にパターンが加工されていますね。そんなことを考えながら、あとは貼り付けるだけです。
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でけた!かなり完成度が高いです。
ピンセットが付属しているということもあって、位置決めがとってもやりやすかったです。3Mのテープは、貼ってから30秒押し付けないと完全に固定されません。そのため、貼り直しは容易に行うことができました。
納得のいく位置に貼れるまでペタランコペタランコと何度か貼り直して気に入る仕上がりにできました。
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サイドボタンもきっちりピッタリサイズになっています。どの角度から見ても専用カットと頷ける仕上がりです。
曲面に貼り付ける際も無理やり引っ張って合わせるようなことも一切しなくてよかったです。
Xtrfy M42 へ貼り付け
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Xtrfy M42にはDIYバージョンを貼り付けました。
マスキングテープを一度マウスに貼り付けてから、ペンでマウスの割線をアウトラインとして型取りしました。
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仕上がりにはセンスが問われますね。
ちょっと見た目が不格好になりましたが、まあこんなもんでしょうと思えるくらいには仕上げられたと思います。とは言っても、家にあったもので適当にマーキングしてチョキチョキとハサミでカットしただけなので、十分に扱いやすくなっています。
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そこまで違和感は無さそうですね。細い部分もしっかりと貼り付けられたので良しとします。
Fnatic Gear BOLT へ貼り付け
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Fnatic Gear BOLTには六角形にカット済みのバージョンを貼り付けます。
![](https://www.powblo.com/wp-content/uploads/2022/06/PXL_20220619_143309738.PORTRAIT-1024x771.jpg)
管理人はつかみ持ちなので指に力を加えます。その時に滑りやすさを感じてしまう部分へ局所的に貼り付けました。
付属のピンセットでちょこんと貼り付けるだけだったのでかなり簡単に作業が終わりました。
使用感
ここからは実際に貼り付けてみたグリップテープでどんな恩恵が受けられたのか詳しくレビューしていきます。
少し厚みを感じる
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Razer Viper Miniへ貼り付けてすぐに感じたことですが、厚み0.68mmということでそれなりに存在感があります。
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Viper Miniの場合、グリップテープを貼るだけでサイドボタンとほぼツライチになりました。
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クッション性がある反面、薄いわけではありません。しかし、使っていくうちに、このクッション性があることが2.0 PLUS アンチスリップテープの最大の長所だと気付かされます。
指先に力を込めるとホールドできる
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管理人がつかみ持ちということもありますが、エイム時には指先に力を込めます。その時に厚みとクッション性がある2.0 PLUS アンチスリップテープが沈み込みます。指先がメインボタンへ確実にグリップされることで、マウスの無駄なブレを抑えることができています。
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また、2.0 PLUS アンチスリップテープを使うことで、少ない力でもマウスを固定することができるようになりました。
マウス表面の摩擦に頼るだけだと力を込めても微妙にグリップしきれず、無理矢理にホールドしようとしていたため、必要以上に力んでいたことも実感できました。2.0 PLUS アンチスリップテープの効果で、結果的に再現性が高い安定感のあるエイムを行うことができるようになりました。
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マウス先端形状に持ち上げにくさがあったXtrfy M42は、細めに2.0 PLUS アンチスリップテープを貼り付けただけでも十分なひっかかりが設けられ、持ち上げにくさが解消されました。
持ち上げにくさに影響しているのは先端部分だけだったということもあって、グリップテープはかなり細い面積で貼り付けています。そのため、少ない力で変形させられることができているので、意外なことに厚みは気になりにくいです。
形状が変わったように感じるマウスもある
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Razer Viper Miniですが、もともと完全なつかみ持ち特化形状というわけではなかったということもあり、マウス先端の厚みが増したことによって、横から見た時の前後の高さのバランスが変化してしまいました。
そのため、前部の厚みを相殺するために後部にもグリップテープを追加しました。もともとのグリップに近くなりましたが、一回り大きいマウスにはなっているので、注意が必要なマウスもありそうです。
持ち上げやすさよりも力の込めやすさを取るべし
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2.0 PLUS アンチスリップテープは持ち上げやすくするグリップテープというよりも、力を込めた時に指がズレていってしまうことを防ぐためのテープと捉えたほうがわかりやすいかもしれません。
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適度にテープが潰れることでメインボタンを押す指が全くズレなくなるだけでなく、軽い力で確実にホールドできます。
つかみ持ちをしているから特に恩恵を受けられているということもありますが、手汗で滑る表面を無理やり押さえるということは一切なくなります。手汗をかいたプレイ中でもマウスが手の中で決まった位置に存在し続けます。
常に一定のパフォーマンスが得られるため、エイムの不調の原因も突き止めやすくなりそうです。
手汗の影響を受けない
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Xtrfy M42やFnatic Gear BOLTのような、手汗をかいていないドライのときと手汗をかいたウェットの状態で極端にグリップ感が変わってしまうマウスは、2.0 PLUS アンチスリップテープを貼り付けることで、ドライ状態でもウェット状態でも同じグリップでマウス操作ができるようになります。
また、ドライ状態だとちょうどいいけどウェット状態では滑り出してしまうマウスにも同じことが言えます。
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管理人がもっとも相性が良いと感じたのは六角形バージョンを数点貼っただけのFnatic Gear BOLTでした。2.0 PLUS アンチスリップテープを使用することで、極めて良好な理想に近いグリップが可能になっています。
まとめ
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Hotline Games 2.0 PLUS アンチスリップテープのレビューを行ってきました。
専用カット済みのラインナップが豊富でカットクオリティの高さも評価できますが、六角形バージョンの汎用性が極めて高いため、パウブロからは使い分けを提案しておきたいです。
おすすめできるのはこんな方
- かぶせ持ちで滑るなら → 専用カット済み or DIYバージョン
- つかみ持ちで滑るなら → 六角形バージョン
- 手汗で滑るのが嫌なら → どのバージョンでも
厚みは0.68mmで若干の厚みがありますが、その分、柔らかくてクッション性があるグリップテープです。特に面積が小さければ小さいほど力を加えると潰れてくれます。それをうまく活かすことができる持ち方とは極めて相性が良いです。
しかし、厚みが増すことで形状が変わったように感じる (先端が厚くなることによって相対的に後部が下がる) マウスもありそうなので、特にマウス後部のフィーリングを重要視している場合は要注意です。その場合は六角形バージョンで局所的にカバーした方が良い結果を得られる可能性が高いです。
そうは言っても、手汗をかいても全くと言い切れるくらいに操作感に変動がありません。メーカーとしてもその部分を全面に押し出していますが、試してみても本当にその通りだと実感できました。純粋に質の高い良いグリップテープです。
何と言っても極端に滑るマウスの場合は、たとえ形状が変化したとしてもグリップが正確にできるようになる2.0 PLUS アンチスリップテープを使用することで、持ち上げにくさ・滑りやすさの不快感を取り除くことができるかもしれません。試す価値はかなりあります。
カットが不要で、どんなマウスにも使える六角形バージョンは、56枚入りで¥1,580で販売されています。局所的に使う場合、消耗品として考えてもコスパは良いと感じます。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
ココが良い
- クッション性がある素材
- 手汗の影響を受けない
- 六角形は汎用性が高い
- ピンセットが付属
ココはイマイチ
- 形状が変わったように感じるかも
カット済み (他の種類はリンクから確認できます。)
DIYバージョン
六角形バージョン