【Fnatic Gear DASH】レビュー。 よく滑ってよく止まる不思議な操作感の、湿気にも強いゲーミングマウスパッド

マウスパッドレビュー

Fnatic Gearから販売されているFnatic Gear DASHについてレビューを行っていきます。

結論から書くと、DASHはよく滑るタイプのスピードバランスタイプのマウスパッドですが、止めの性能も両立させたマウスパッドで、Apex LegendsやVALORANTなど、幅広いゲームで使うことができます。

マウスパッドの中でもかなり湿気に強い特性で、長時間プレイしていても手汗によるフィーリングの変化が起こりにくく、FPSにおいて安定したパフォーマンスを発揮できます。これからの新定番になり得る製品だと感じました。

管理人が購入したXDサイズは少し大きめな大判マウスパッドで、デスクを広範囲でカバーすることにより、デスクマットのような使用感も得られます。

デスクの雰囲気に拘りたい方だけでなく、FPSゲーマーで新しい操作感を求める方にも強くお勧め出来ます。

買い替えた理由なども含めて詳しく紹介しいきます。

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Fnatic DASHとは

メーカーの説明によると、Fnatic DASHはクロス(布)とプラスチックパッドの特性を両立させているハイブリッドマウスパッドなんだそうです。

ポリエステルを織り交ぜた撥水仕様の表面は、湿気に強い特性も持ち合わせているため、簡単に言ってしまうと、いろんなゲーミングマウスパッドのいいとこ取りをしたという製品になっているようです。

サイズ

カラーはブラックのみで、サイズ展開はローセンシでも十分な大きさのLとデスク全体を覆う大きさのあるXDの2種類です。

DASH LDASH XD
487×372×3mm950×500×3mm

発売日

発売日は2020年8月21日で、日本ではあまり知名度の高くない製品ですが、海外ユーザーからは高い評価を得ていて、Amazonでの評価も非常に高いです。

買い替えた理由

管理人はQcK HEAVY XXLを愛用していました。

約4ヶ月くらい愛用していたのですが劣化に伴い、再度購入しようと思っても在庫が無いショップが多い状況です。

最近のゲーミングデバイス界隈では、理由不明で長期欠品してしまう商品が少なくなく、QcK HEAVY XXLもそのうちのひとつです。

定番商品であるはずですが、Amazonだけでなく多くのショップでぱったりと入荷しなくなってしまっています。

やはりヘビーゲーマーですから、デバイスにも拘りがあり、気に入っているものを長期間使いたいです。

マウスパッドは比較的消耗しやすいデバイスということもあり、定期購入が必要不可欠と考えています。だからこそ、入手性の容易さもマウスパッドの価値として管理人は考えています。

ちょうど、QcK HEAVY XXLが消耗しきっていたこともあり、買えないマウスパッドよりも買えるマウスパッドで候補を絞り、買い換えることにしました。

その中でも、湿気に強いという謳い文句であったこのFnatic DASHを購入することにしました。

届いたDASHをチェック

外箱

円筒形の箱に梱包されています。

かなり大きめですが、箱の直径は大きく、なるべく巻きグセが小さくなるような配慮がされています。PCケースはNZXTのH710なのでその大きさを想像してみてください。

ショップで買って持ち帰るには躊躇うようなサイズ感ではありますね。

箱はとても頑丈な紙でできていて、つや消しブラックのデザインは高級感を感じます。

ただ箱を見せられただけでは何の製品かわからないんじゃないでしょうか。

代理店からの保証が2年着いています。

保証が2年着いててもマウスパッドの場合は消耗品なので2年も使わないでしょうし、2年後に不具合に気づくということもそうそう無い気がします。

同じ製品をたくさんストックするタイプの方であれば、開封時に初期不良品が出ればバッチリ対応してくれるということですね。

ストックしまくれというメッセージなのでしょうか。

直径の大きな箱で、緩めに巻かれて梱包されています。

外観を詳しくチェック

開封時ですが、うねりや大きな巻グセは無く、自然に広げられました。

若干右端に巻きグセがありますが、使用時に支障をきたす程ではなかったです。

右下には小さくFnaticのロゴがメタリックシルバーでプリントされています。

今回購入したのは950×500×3mmのXDサイズです。

大判マウスパッドの中でも比較的大きめなデザインです。

XXLサイズの900cm×400cmだと小さくて、3XLサイズなどの120cmx55cm以上のマウスパッドだと大きすぎるといった方にはちょうどいい大きさなんじゃないでしょうか。

素材感

表面

表面はハリのある質感で、硬いわけでもなく、手首が擦れて痛くなってしまうことはありません。

マウスを動かすとサーッと音が出ますがうるさく感じる程ではありません。

ステッチ

ステッチの処理も丁寧で、こちらも手首が擦れて痛くなることはありません。

ステッチの高さも本体と同じくらいで違和感がありません。

ほつれや糸の飛び出しは一切なく、ビルドクオリティは非常に高いと思います。

使用感・操作感

デスクに配置するとこんな感じになりました、筆者はこのデスク全体を覆う外観がお気に入りです。

デスクの作業領域に使えるほぼ全てがマウスパッドになっています。

大判マウスパッドを配置しただけですが、デスクマットを敷いたような外観になり、デバイスとデスクの一体感がより強いです。

Fnatic DASHはQcK HEAVY XXLよりも若干大きく、肘までデスクに乗せてのマウス操作もできるようになり、フォームの自由度が上がりました。

今回購入したのはXDサイズですが、Lサイズでも縦幅は372mmあるので、腕をデスクの上に乗せてマウス操作をしている様なローセンシの方も、更に自由度が上げられると思います。

筆者はXDサイズなので、操作中にマウスパッドがずれるといったことはありません。

実際にゲームプレイをしてみて

Logicool G PRO X SUPERLIGHT 純正ソール を使ってのテストをしてみました。

比較対象はQcK HEAVY XXLです。

実際にゲームをプレイしてみると、Fnatic DASHはQcK HEAVYよりもよく滑りますが、滑りすぎるということもなく、新品のQcK HEAVYよりも制御はしやすいと感じました。

QcK HEAVYはマウスを振る速度に左右されず一定の滑りで、初動が軽く、ストッピング性能も高いマウスパッドですが、新品の時は滑りすぎて微調整が難しいイメージがあります。少し馴染んでくると制御しやすくなってきますが、そこから徐々に滑りが悪くなっていくことを実感できるマウスパッドでした。

Fnatic DASHはマウスを振る速度に追従して滑りが変化し、ゆっくり動かせば摩擦が増えゆっくりと小さく動き、早く動かせば摩擦が減り大きく速く振り回せるといった、不思議な感覚のマウスパッドです。

ローセンシの方は特に恩恵を受けると思います。

動かす力は明らかにQcK HEAVYよりも少なくていいのに、小さく精密なコントロールもできます。

このマウスパッドの特性はストッピング性能も抜群に良く、滑りすぎて思った所で止められないということもありません。

止める動作をすると摩擦が大きくなり、思った所で止められます。

速く動かしたいなら速く動かし、遅く動かしたければ遅く動かせばいいと、プレイヤーが直感でマウスを振り回すことができ、マウスパッドの滑りを計算してマウス操作をしなければいけないということから開放されました。

例えば、追いエイムが重要なApex Legendsで、自分の目の前を横切るような動作の敵に対し、追いエイムで弾を当て続けるようなマウス操作をした時に、敵の動き以外にマウスパッドの滑りも計算し、マウスを動かす速さを無意識に調整している場合、感度が合っていたとしても、「横切るような動作に偏差」+「マウスパッドの滑りを偏差」していることになります。

理想は「横切るような動作に偏差」にだけリソースを割きたいです。

「マウスパッドの滑りを偏差」は無駄なリソースを割くことになってしまい、そのせいで判断が遅くなってしまいます。

このFnatic DASHの場合、「横切るような動作に偏差」の横偏差が足りていなかった場合、足りない分をダイレクトにマウス操作で入力することによって、その足りていなかった偏差をリカバリーすることができます。

「横切るような動作」に遅れていれば、直感的にマウス操作を加速させればよく、「横切るような動作」に先行しすぎた場合、直感的にゆっくりと動かすことによって、分かりやすく繊細で柔軟な調整ができます。

縦横で滑りの差も無くニュートラルな特性なので、敵の動きの早い、Apex LegendsやDestiny2は特に特性がゲームに合っていると感じました。

また、最近始めたVALORANTでも適正があると感じました。

縦横で滑りの差のないニュートラルな特性なので、マウスカーソルの精密な水平移動が難しくなく、ヘッドラインを意識したまま移動したり、素早く敵にエイムを合わせて撃つという動作がやりやすいと感じました。

まだVALORANTは始めて間もなくリコイルコントロールもできていないため、これ以上のことは言えませんが、扱いにくいと感じたりすることはなくプレイだけに集中することが出来ています。

湿気の影響

また、Fnatic DASHは撥水仕様ということで、手汗による湿気での滑りの変化がほとんど感じられません。

QcK HEAVYは風呂上がりなど、人間の湿気が多い状態で操作をすると確実に滑りが悪くなっていました。湿気の影響で操作感が悪くなりにくく快適な環境が保てる、これだけでも、非常に価値のあるクロスマウスパッドだと思います。

まとめ

ビルドクオリティも高く、湿気にも強く非常に扱いやすい特性のため、これからの新定番になりそうな気がします。

初めは滑りが良すぎると思うかもしれませんが、扱いに慣れていくうちに制御のしやすさ・表現力の高さを体感できます。

大きな欠点は見当たらなく、万能に使用できるオールラウンダーなキャラクターでゲームタイトルが限定されることも無いため、マウスパッド1枚でいろんなゲームをプレイしていきたい人にはぴったりです。

ココが良い

  • 高価ですが、手汗や湿気に強く直感的にコントロールしやすい価値に見合った製品
  • 作業領域が広くて低DPIでもトラッキングがしやすいXDは重量があるのでずれない
  • まだまだ新製品なので入手性も非常に良い

ココはイマイチ

  • よく滑るのでコントロール特化重視のかたはもっと他にいい選択肢があるかも
  • ハイセンシの方は恩恵を感じにくそうな特性

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