【FIFINE AmpliGame AM8】レビュー。音良し見た目良しコスパ良しの”今ちょうどいい”USBダイナミックマイク

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FIFINEから販売されているUSBダイナミックマイク FIFINE AmpliGame AM8についてレビューを行っていきます。

以前からコスパに優れる製品を数多く発売してきたFIFINEの最新作です。

今回はFIFINE様からレビューサンプルを提供していただいたAM8を詳しくチェックしていきます。

FIFINE AM8 イチオシポイント

  • 低域の表現に優れる
  • デザインがシンプルモダンでかっこいい
  • イヤホンジャックの音量が単体で調整できる
  • XLR接続にも対応している

結論から述べてしまうと、AM8はUSBマイクとしては手頃な価格で『見た目の良さと高音質』を実現できるUSBダイナミックマイクです。

ゲインコントロールノブとイヤホンジャックノブを独立して搭載しているため、自分の声を聞きながらPCの音を聞きたい方にも幅広い調整ができるようになっています。タッチ操作のマイクミュートスイッチも搭載されているため、すぐにマイクをミュートできて利便性もバッチリです。

マイクの音質は、低域に量感のあるチューニングで低価格でも安っぽさは一切ありません。ダイナミックマイクなので口元の近くに配置しても視界を遮りにくいため、配信用のマイクでコスパに優れた製品を探しているならAM8がちょうどいいです。

あまり予算は割けないけど見た目も音も良いものが欲しい!』という方にはとてもおすすめです。

それではもっと詳しく見ていきましょう!

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FIFINE AM8とは

FIFINE AM8はカーディオイド (単一指向性) のUSBダイナミックマイクです。USB-DACを搭載し、USBで接続するマイクです。また、XLR接続にも対応しているため、オーディオインターフェースと接続してもっとこだわった設定もできるようになっています。

カーディオイド (単一指向性) とは?

カーディオイド (単一指向性) とは、マイク正面からの音だけを拾うことができる指向性のことです。マイク背面の音も若干拾うことができますが、側面からの音は拾いにくくなっているため、環境音がなるべく入らないようにマイク音声を相手に届けることができます。

また、ダイナミックマイクは感度が低く十分な音量が得られないこともありますが、AM8はUSB接続でも十分な音量を確保できるようになっています。

ダイナミックマイクとは

繊細な音は拾いにくいですが、耐久性が高く雑に扱っても壊れにくいマイクです。

周囲の音・環境音・雑音・生活音も拾いにくいため、目的の音だけを集音したい時に使われています。ライブパフォーマンスやカラオケのマイクはダイナミックマイクです。

スペック

種類USBダイナミックマイク
装備ショックマウント
ポップガード
指向性単一指向性 (カーディオイド)
ビットレート/
サンプルレート
16bit / 44.1kHz~
16bit / 48kHz
マイクゲインコントロールマイク本体のコントロールノブで調整
ヘッドホン出力3.5mm
対応コネクターUSB-C – USB-A(USBバスパワー)
マイクミュートスイッチあり(タッチ操作)
ソフトウェアコントロール不可
マウントタイプ5/8インチ27ねじマウントのマイクスタンドや
ブームアームスタンドに対応

使ってみたかった理由

パウブロを運営している管理人はFPSゲームでもヘッドセットを使わない派です。理由は単純にヘッドセットの必要性を感じていないからです。

ゲーム音声などのPCのサウンドはヘッドホンかイヤホン (イヤモニ) で聞き、ボイスチャット (VC) 用の音声はUSBマイクで入力、というスタイルでゲームをしながらVC (ボイスチャット) をしています。

メインではダイナミックマイクを使っています。顔の近くにあっても邪魔にならないダイナミックマイクの特性はゲームにピッタリなんです。

ただ、ダイナミックマイクは高価なものが多いんです。これまでにもFIFINE K658というダイナミックマイクをレビューしていたり、FIFINEから新作マイクが出るたびに試しているのが当サイトです。またしてもFIFINEからコスパに優れたダイナミックマイクが発売されたとなればレビューしない理由が無いわけです。

しかも今回はデザインが良い!イイ感じにスタイリッシュ!勧めやすい!

届いたAM8をチェック

さて、それではAM8がやってきたのでご対面といきましょう。

パッケージもスタイリッシュ

パッケージデザインは今まで見たFIFINE製品の中でも特にスタイリッシュです。もういよいよ店頭販売してほしいですね。

側面には目を引くレッドで、スペックもこちらに記載されています。

パッケージがかっこよくて、価格以上の質感を放っています。

蓋をパカッと引き抜くと今までのFIFINE製品と同じように、マイクと付属品がウレタンで仕分けられた状態で収められています。

FIFINEは低価格ですが、とにかく製品への理解が行き届いています。大手メーカー以上の梱包であったりしながらも無駄に大きい箱にはならないようになっていて、コストダウンをしていても抜いてイイところとダメなところを必ず抑えています。

本当の意味でコストパフォーマンスに優れるメーカー、それがFIFINEなんです。

同梱物

同梱されていた付属品は以下の内容です。

付属品

  • 取り扱い説明書
  • ポールタイプスタンド
  • USBケーブル

外観を詳しくチェック

ここからは箱から取り出したAM8のデザインや外観について詳しく見ていきます。

とにかくスタイリッシュ

FIFINE AM8はSHURE MV7のようなマウントを採用しています。全体的な形状は近いところで言うと、Logitech Blue Sonaですかね。元はと言えばSHUREのSM7Bが源流となっているデザインです。

このデザインと言うか、設計の良いところはショックマウントが必要無いところですね。

付属のスタンドに取り付けてみましたが、やっぱりショックマウントが無いだけでめちゃくちゃスタイリッシュに見えます。何よりも視界を遮るものが増えないため、デスク作業の快適さを保てるというスーパー実用的な要素があります。

質感がお洒落なポップガード

AM8にはポップガードが標準装備されています。品質としてはまずまずのクオリティです。

AM8のポップガードはベロアのような素材でできています。起毛感があってモコモコです。

ぬいぐるみのような質感でさわり心地が良く、見た目もとてもお洒落です。こういう素材を使ったポップガードは少ないので、同価格帯のマイクとは見た目でかなり差ができていますね。

AM8はダイナミックマイクなのでマイクを口元へ向ける角度の工夫次第でポップガードは不要なくらいの集音にできてしまいます。あとの項目で、おすすめの配置角度も合わせて紹介していきます。

装備と機能について

ここからは装備と機能についてチェックしていきます。

便利でスタイリッシュなミュートスイッチ

AM8には便利なミュートスイッチがあります。USBでの接続限定になりますが、タッチするだけでミュートができるので便利です。

ミュート中はマイクのマークが赤色に変わります。視覚的にも確認できるので、ミュートの解除忘れも起こしにくくなっています。ミュートスイッチが欲しい人でも実用的なので、低価格だからと言って侮れません。

使用中は隠れるコントロール系統

コントロール系統も使用中は隠れる向きに配置されているため、あんまりノブノブした見た目が好きではない方にも受け入れやすくなっています。

このノブでマイクのゲインとイヤホンジャックの音量が独立してコントロールできるようになっています。また、ライティングのコントロールスイッチもこの面に配置されています。

良くも悪くも実際に使用する向きにしてみるとノブが隠れます。ノブってそれなりに野暮ったく生活感の出てしまう部品なので、隠れることはポジティブに受け止めていいと思います。

集められた端子類

マイクの底面にはXLR端子とUSB-C端子、3.5mmのイヤホンジャックが搭載されています。配置もどこかに干渉するわけでは無く、実用的な配置になっています。

AM8の使用感

ここからはAM8の実際の使用感について詳しくチェックしていきます。

口元に近づけやすい形状

AM8の推奨利用距離は5cmから15cmくらいと近距離での使用を求められます。これはダイナミックマイクに共通する仕様だと思ってください。付属のスタンドだとちょっと微妙かもしれませんね。

AM8に限らず、ダイナミックは構造上マイクのてっぺんに向かって話しかけると最も良好な集音ができるようになっています。

そのためマイク自体にも近づく必要があっても、マイクは口元の脇に配置できます。横から差すように配置できるため、マイク本体が視界を遮ってしまうということはありません。

マイクを口元へ近づけると不思議と視界から消えてしまいます。意外と近づいたほうが視界の邪魔になりにくくできます。AM8のように遠ざけるよりも近くに配置できる形状がおすすめです。

ライティングがきれい

AM8はUSB接続をするとライティングが有効にできます。光量は変えられませんが、色が流れるように変わるモードや単色で発光させられるモードもできます。

マイクを横向きに配置することになると思うので、思っているよりも眩しくなりません。良い意味で自分ではわかりにくいので、照明としてはアリだと思います。

また、不要であればライティングスイッチを3秒間長押しすると消せるようになっています。『光らなくていいんだけどな…』と思う方も安心ですね。

音質と音声サンプル

ここからはマイクとして最も重要なAM8の音質について、管理人が録音した音声サンプルを確認しながら詳しく見ていきましょう。

結論から述べてしまうと、音質目当てで買ってしまっていいです。この価格帯とは思えないくらい良いです。

音声サンプル

音声サンプルを用意しました。短い音声ですが是非参考にしてみてください。

音声が流れます。イヤホンかヘッドホンの使用を推奨します。

この音声は筆者が実際にFIFINE AM8をUSB接続で使用して録音したものです。マイクとの距離は口元から5cmくらいで録音しています。

同じセリフを2回言っていますが、2回目はキーボードを両手でランダムに連打しています。

キーボードの打鍵音は入っていますが、打鍵振動は入っていません。打鍵音に話し声が埋もれることはなくよく聞き取れると思います。

デスクの下にタワーPCを置いていて、240mm簡易水冷のCPUクーラーを使っていますがファンの回転音も入っていないことが確認できると思います。

使用した設定とコツ

AM8にはゲインダイヤルがありますが、30%での使用が推奨されていました。時計の針で言うと9時の位置ですね。

Windows側で入力音量の調整をします。

レベルはマイクから口元までの距離が約10cmの状態で初期値だった『85』で録音しました。

AM8の上手な使い方

  • マイクとの距離が10cm以内になるように配置する
  • マイク頂点を口元へ向ける (マイクが横向きでも大丈夫)
  • マイクとの距離が一定になるように話す

ここまでのたどり着き方は以下です。

タスクバーの『スピーカーマーク』を右クリック→『サウンド』をクリック

『録音』のタブをクリック→『FIFINEのマイクのアイコン』の上で右クリック→『プロパティ』をクリック

『レベルのタブ』をクリック→スライダーを任意で調整 (数値の直接入力でもOK) →『適用』をクリック

これでマイクの入力音量が調節できます。

XLR接続でも試してみた

音声が流れます。イヤホンかヘッドホンの使用を推奨します。

この音声はFIFINE AM8をXLR接続で使用して録音したものです。オーディオインターフェースはApogee BOOMです。

Apogee BOOMに繋いでEQは有効にせずに録音しましたが、音の傾向としてはUSB接続時と大きな差はありませんでした。ただ、少し高域にシャリつきを感じられるようになってしまったため、聞こえを良くするには少し調整が必要だと感じる音声に仕上がりました。

意外なことに、USB接続の方がそのまま良い音と感じられるような音質になっています。XLR接続するならApogee BOOMのような内蔵DSPでEQが使えるオーディオインターフェースが良さそうですね。

マイク音質は立体感のある低域が特徴的

AM8のマイク音質は深みのある低域が魅力的なかっこいい系の音質です。

若干ダイナミックマイクらしいモコッとした感じはあるものの、聞き取りにくさは感じられませんし、ゆったりとした聞き心地の音質だと思います。ナレーター的な喋り声を録音したい場合はとても相性がいいです。

FIFINEのダイナミックマイクの中でも低域が効いているチューニングになっているので、落ち着いた質感の話し声を録音したいのであれば、価格に囚われずにAM8を推したくなります。

また、ポップガードの性能的にボフボフしたポップノイズが入るかもしれませんが、口元へ向ける角度を調整するとポップノイズを入りにくくできます。

落ち着いた雰囲気が演出できる

AM8の落ち着いたトーンで聞き疲れしにくい音質は、長時間の配信でも視聴者が聞き疲れしにくいです。不意に大きな声を出したときでもキンキンとした音になりにくいため、どんな発声でも快適な音声になってくれます。

ショックマウントは付属しませんが、振動吸収の性能は十分で問題ありません。マイクアームに着けてしまえば打鍵振動は一切拾いません。

まとめ

FIFINE AmpliGame AM8のレビューを行ってきました。

ゲームに留まらず、動画に声を入れたい場合にも有効な落ち着いたトーンが魅力的です。

豊かな低域で、特に男性の声と相性が良いです。大きな声を出してもギラギラした音にならないので、ゲームには特に相性が良いです。

おすすめできるのはこんな方

  • 低価格でマイクと周辺機器を揃えたい
  • 落ち着いたトーンの音質が良い
  • 視界の邪魔になりにくい設計がいい

マイクアームは別途揃えた方がいいんですが、単体でも1万円台前半 (記事執筆時点) なので、十分にコストパフォーマンスに優れているダイナミックマイクです。

このマイクの最大の特徴は、視界を遮る部品が極限まで減らされていることです。ポップガードも装備されているので、あとは口元の前に配置するだけです。ゲーム画面に集中しつつ高音質な音声も録音する環境が誰でも簡単に構築できます。

音質も価格以上の質感なので、あまり予算をかけたくない場合でも音質という部分では不満が出ません。配信で使うなら専用ソフトが無くても配信アプリ側でコンプレッサー等が利用できるので『とりあえずなんでもいいからまともなマイクが欲しい』といった方にもおすすめです。

多分、音質の良さで褒められると思います。それくらい音質が良いUSBマイクです。

ココが良い

  • 価格に対して音が良い
  • ダイナミックだから環境音を拾いにくい
  • 視界の邪魔になる部品が少ない
  • USBダイナミックとしてはかなりの低価格

ココはイマイチ

  • ポップガードは角度でボフボフ聞こえる可能性あり

FIFINEでおすすめのマイクを解説した記事も合わせて呼んでみてください。

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この記事を書いた人
komugipowder

元イネ科アレルギーのkomugipowderです。ゲーミングPCの周辺機器・配信用機材・ガジェットのレビューをしています。みっちり愛を込めて使い込むことをモットーとしたレビュー記事を書いています。配信機材は分かりにくい製品が多いので、設定方法や困りごとの解決・お役立ち情報も発信しています。広告収入を活動資金にして運営しています。

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