配信でちゃんとしたマイクが使いたい!USBマイクが欲しいけど高すぎる!そこまで高くないものでいい!1万円以下がいい!
USBマイクを調べてみたものの、値段に驚いてしまった方も多いと思います。
しかし、安いUSBマイクというと中華製品がメインになってしまいます。似たような製品がたくさんあって結局どれを買えばいいのかわからない。
今回は1万円以下の安くて高音質なマイクは結局どれを買えばいいのかについて、どれくらいの機能性と音質なのかとどんな人であれば満足できるのかをマイクに詳しくない人にも分かるように解説してきます。
中華製品多すぎ問題
最近、USBマイクのメリットが知れ渡ってきたこともあって、USBマイクで配信や会議もしたくなってきた人が増えてきたと思います。
そこで、Amazonの検索欄に『USBマイク』と入力してみると『コンデンサーマイク PCマイク USBマイク』と表示された中華製品がたくさん表示されます。
なにがどう違うのかよく分からん!!!!
一応悪質な業者は排除されているものの、残念なことに中には価格に見合っていない粗悪品も紛れています。見分けがつきません。
マイク買いまくりな自分にもスペックだけだと見分けがつきません。
おすすめの低価格USBマイク
マイクを買いまくっている管理人が『本当におすすめできるUSBマイク』を3つ紹介。配信にも十分使えます。
とりあえず、安かったとしてもコレ買っときゃ間違いないと呼べるものだけ集めてみたので、大きな失敗をしたくない人はこの中から選んでみて下さい。
今回は1万円以下のマイクから選んでみました。
¥4,000以下のマイクだとさすがにビミョーかも。
安マイクの代名詞 K669
K669B | |
指向性 | 単一指向性 カーディオイド |
価格 | Amazon価格 : ¥4,599 |
2020年以前であれば¥2990で買えたマイクです。
つまり、在宅ワークの影響により特需で値上げしたK669ですが、現在¥3,000で売られているマイクはK669よりも品質が劣ると考えるのが自然です。
音質は特に大きなコダワリが無ければ満足できます。楽器の録音がしたかったりプロ並みのハイクオリティーな歌を録音したい場合でなければよっぽど問題は起こりません。
今だとマイクアームとセットで買ったほうがイイかも
アームセット T669 | |
指向性 | 単一指向性 カーディオイド |
価格 | Amazon価格 : ¥7,599 |
元値が¥2,990なら、損した気がする!もっとコスパ良く買いたい!という場合はマイクアームとセットで買うとお得になっています。
セットで¥7,599なので¥4,599のマイクに¥3,000で『専用ショックマウント+ポップガード+マイクアーム』の計算です。
単品版だとケーブルの着脱ができませんし、デスクからの振動やエアコンのファンの回転音を吸収してくれるショックマウントも付属しません。マイクアームと合わせて買う予定なら絶対にT669を買いましょう。
そこそこのマイクであればコレ K670
K670 | |
指向性 | 単一指向性 カーディオイド |
価格 | Amazon価格 : ¥5,899 |
2020年から特需で値上げされましたが、価格が落ち着いてきました。¥6,000以下のマイクとしてはかなり頑張っているマイクです。
スタンドもそれなりに高さがあって口元に近づけられるようになっているので、そこそこ使えるマイクです。
音質もK669よりは比べたら分かるくらいには良くなっています。音質は特に大きなコダワリが無ければ満足できます。楽器の録音がしたかったりプロ並みのハイクオリティーな歌を録音したい場合でなければよっぽど問題は起こりません。
ちゃんとしたメーカー品なら Razer Seiren Mini
Razer Seiren Mini | |
指向性 | 超単一指向性 スーパーカーディオイド |
価格 | Amazon価格 : ¥6,480 |
2020年に発売されたマイクで、在宅ワークの需要に合わせた設計です。ゲーミングブランドの製品ですが一般層に向けて作られたので光らない製品です。 (電源ランプが点くだけ)
これまでのUSBマイクというと音楽用のマイクにオーディオインターフェースを内蔵させたものばかりでデザインも音楽感のあるものばかりでした。そこに一石を投じたのがRazer。
さらに、振動を吸収してくれるショックマウントとボフボフとした吐息をカットしてくれるポップガードも内臓、後発メーカーの強みがしっかり出ています。スーパーカーディオイドという特性で、マイク横方向の音を拾いにくくなっています。
音質はBlue Yetiとそこまで変わらない。環境音にも強い。
例のごとく楽器の録音がしたかったりプロ並みのハイクオリティーな歌を録音したい場合でなければよっぽど問題は起こりません。
正直、この製品の登場によってFIFINEのコスパが相対的に落ちました。個人的には今だとFIFINEの製品よりもRazer Seiren Miniが1番おすすめです。
メーカー名で損をしている。ゲーミング製品じゃないけどとっても良い製品になっています。
高価なUSBマイクとの違い
¥14,000くらいから¥32,000くらいの製品があるUSBマイク市場ですが、USBマイクの相場というとだいたい1万円以上の価格帯です。
音質あるあるなんですが、¥6,000の製品の倍の価格になったからといって倍の音質になるわけではありません。
じゃあどこに価格差が生まれるのか、詳しく解説していきます。
高価格USBマイクは専用ソフトがあって圧倒的に便利
分かりやすい大きな差というとやっぱり専用ソフトが使えるかどうかです。
当ブログでレビューしたNT-USB Miniは¥14,000ですが、専用ソフトがめっちゃくちゃ便利です。
マイクの感度設定が分かりやすくできるようになっていたり、簡易ミキサー機能を使えるようになっていたりします。
マイク音質をより聞き取りやすくするためのエフェクトも用意されていたり、できることのパワーが桁違いです。あると便利です。
地味に便利なところが多い
そんなの無くてもよくね?と思う方も多いでしょうが、そうは言ってられないくらい便利なポイントもあるんです。
それが以下のエフェクト内容。
リミッター
- デカイ声をうっかり出してしまっても音の大きさを揃えてくれる
コンプレッサー
- 小さすぎる声を持ち上げてくれて音の大きさを整えてくれる
ハッとしてしまった方も多いと思いますが、それで合ってるんです。
人間だから一定のボリュームで話し続けるのは不可能です。それを専用ソフトが解決してくれる場合があるんです。
管理人愛用の約¥32,000で販売されているSHURE MV7の専用ソフトは、そのエフェクトが有効にできます。
やっぱ高いだけあるんです。音響メーカーだからこそユーザーにとって便利なポイントを確実に押さえた上での価格になっています。
ゲームをやっていると不意に叫ぶこともあるので個人的には無いと困る機能です。
プラグイン買えば解決するのでは?
いいところに気づきましたね。
しかし、それはあまり有効な手段とも言えません。
まともなもの例えばDeeTrimCastだと結局は¥2,750くらいしますし、CPUに負荷をかからないように設計されたものでないと遅延が発生します。
え?そうなの?
そうなんです。高価なUSBマイクにはDSPというマイク内でマイク音声を演算するためのCPU的な部品が内蔵されているため、専用ソフトを利用すればCPUに負荷も掛からないだけでなく、音質劣化も遅延も発生しません。
そして価格的な話に戻すと
管理人イチオシのRazer Seiren Miniが¥6,480でまともなプラグインソフト約¥3,000ということなので、結局は約一万円くらい掛かるんです。
しかも、手持ちの機器やPC・OSとのソフトの相性問題もあります。
詳しくないなら¥14,000でUSBマイクを買って、専用ソフトからのフォローを有効活用した方がいいんじゃないでしょうか?というのが管理人の考えです。
安いマイクでも使い方次第では化ける
そうは言っても、あまりお金をかけずに音質を改善する方法もあります。
それは、マイクの正しい使い方を知ること。
例えば、マイクを口元から遠くに配置していると環境音・生活音が入ってしまうだけでなく、スカスカとした安っぽさのある音質になってしまいます。
マイクを正しく使うだけで思ったよりもマシな音声に改善できるかもしれません。
専用ソフトや高価なマイクを導入する前にマイクアームを導入するのも一つの手です。
まとめ 低価格ならRazer Seiren Miniが強い
予算の問題もあるので、みんながみんな1万円以上のマイクを買えるわけではないということは重々承知の上での提案です。
2020年以降に発売されたRazer Seiren Miniは在宅ワークの需要に合わせられて設計されています。
¥6,480というとちょっと高くね?と思われる方も居るかもしれませんが、必要な装備込みの価格になっています。
きっと大活躍してくれること間違いなしです。