【Razer Seiren Mini】レビュー。 小さいけど環境音を拾いにくく本格音質 ゲーミングデバイスでもかわいい製品を集めたい人にもおすすめなUSBマイク

マイク

Razerから販売されているSeiren Miniについてレビューを行っていきます。

あの有名な緑のゲーミングデバイスメーカーから販売されている、小さくてオシャレで可愛い見た目の一味違ったUSBマイク Seiren Mini ちゃん。

気になっていたのは筆者だけでは無いはず。実際に購入して試してみました。

結論から述べてしまうと、Seiren Miniは¥6,480という、この価格帯では珍しく環境音を拾いにくい特性のスーパーカーディオイドパターンが採用されたコンデンサーマイクなことが最大のメリットです。

Blue Yetiのような通常の単一指向性 (カーディオイド) のUSBコンデンサーマイクよりも扱いやすく、マイクに詳しくない人にも容易におすすめしやすいUSBマイクです。

音質も決して悪いものではなく、若干ブライト寄りではありますが十分に高音質で聞き取りやすいフラットな音声を録音できます。

マイクアームを別途揃えても¥10,000でお釣りが来そうな範囲なので、マイクアームと同時に購入してみると、より良い環境をすぐに構築できるとても良い製品です。

カラーバリエーションも豊富で、かわいい ゲーミングデバイスを探している女子ゲーマーにもおすすめできます。

管理人
管理人

音声サンプルも用意しているので是非聞いてみてください。

デスクにクランプするタイプのマイクアームにマウントした状態で、キーボードの入力をしながらの音声も録音しています。
環境音がどれくらい入るのかも確認してみてください。

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Razer Seiren Miniとは

Seiren MiniとはRazerが投入したUSBコンデンサーマイクで、どちらかと言うと『非・ゲーミングデバイス』です。

Seiren Mini イチオシポイント

  • スーパーカーディオイドパターンで音を拾う範囲が狭い
  • コンパクトデザインで邪魔になりにくい
  • ショックマウント内蔵でマイクアームですぐ使える
  • 音質はとても良い

ゲーミングデバイスを象徴するライティング機能無し、Synapseも非対応で、所謂プラグアンドプレイが可能な製品です。

1基のコンデンサーカプセルが搭載され、指向性は環境音を拾いにくい特性のスーパーカーディオイドパターンが採用された、Razerとしては実用性特化でいぶし銀のデバイスとなっています。

スーパーカーディオイドとは一般的なカーディオイド (単一指向性) よりも音を拾える角度が狭いため、横からの雑音を遮断できる指向特性のことです。

そのためエントリーユーザーでも扱いやすく、メカに強くない女子ゲーマーでも安心して使用できるマイクです。

コンパクトでかわいい筐体サイズは視界を遮りにくくゲームに集中できてゲーマーには好相性です。

スペック

Seiren Mini
種類コンデンサーマイク
14mm コンデンサーカプセル
指向性スーパーカーディオイド
パターン
ビットレート/
サンプルレート
48 kHz
16-bit
周波数特性20Hz-20kHz
感度17.8mV/Pa (1kHz)
最大SPL110dB
マイクミュート製品単体では不可
ソフトウェア制御非対応

購入した理由

そこまで高価じゃなくても、まともに使えるマイクを提案したかったので購入してみました。

当サイトで取り扱うマイクは¥10,000を超えているマイクしか無かったので、USBマイクは敷居が高いように感じている方が多いと思っています。

今回購入したSeiren Miniちゃんが音質面で問題が無ければ、USBマイクに多機能性を求めない方には新たな選択肢が増えるわけでございます。

管理人
管理人

見た目がタマゴみたいで可愛かったからとか言うのは内緒です。

通算6基目のUSBマイク。もはやグッズを買う感覚。

届いたSeiren Miniをチェック

パッケージ

今回はホワイトを購入しました。

カラーバリエーションは、ブラック・ホワイト・ピンクの3色展開。

外箱はRazerでよくある感じの外装&デザイン。

同梱物

  • Razer Seiren Mini本体
  • サポートロッド
  • デスクスタンドベース
  • Micro USB – USB ケーブル
  • 取扱説明書

外観を詳しくチェック

ボディ

今回購入したのはホワイトです。

こうして見るとSeiren MiniはUSBマイクとしてはとっても小さい。

手のひらサイズで可愛らしいデザイン。

筐体はプラスチック製ですが、梨地でマットな質感になっていて高級感があります。ゲーミング感は皆無。

組み立てても全然小さいです。

インジケーターランプ

マイク正面にはインジケーターランプがあります。

PCと接続されていると点灯するようになっています。他の機能はありません。

ボリュームノブやイヤホンジャックはありません。

マイク背面とUSBコネクタ

背面にはUSBコネクタがあります。付属の専用ケーブルを使うと見た目がスタイリッシュに収まるようになっています。

そしてこの付属のUSBケーブルは表皮に溝があって質感がとても良いです。

柔らかくて取り回しやすく、安いけどちゃんと作り込まれています。

使用感

付属スタンドでの使用感

Seiren Miniには自立させるためのスタンドが付属するので、スタンドを利用してみました。

コンパクトで高さも幅も無いため、視界を防ぎにくく、どこに置いても邪魔になりくくて使いやすいです。

しかし、その反面、口元からはある程度距離が離れてしまうため、ゲインを大きめにしないと十分な音量が取れません。

そうなると環境音を大きく拾ってしまうため、せっかくの環境音を取り入れにくい特性が活かしきれません。

もう少し背の高めなスタンドでも良かったのではないかと思います。

一応、角度をそれなりに調整できたりはしますが可動域が狭いため、あくまで最低限のスタンドだと割り切ったほうが良いというのが正直な感想です。

マイクアームでの使用感

Seiren Miniは汎用マイクアームにも取り付けることができます。

Blue Compassのようなバネが内蔵されたマイクアームではマイクの重量が軽いため使うことができません。

Razerの製品ページでもマイクアームにマウントした写真があるので、筆者としてもマイクアームでの使用を推奨します。

コンパクトなマイク本体は目の前に来ても視界を遮りにくく、ライティング機能も無いためゲームの妨げになりません。

コンデンサーマイクの中でもかなり超小型に分類できる大きさで、邪魔にならないという個性は強く光るポイントです。

おすすめのマイクアーム

専用品では無い汎用品ですが問題無く使用できます。

音質と音声サンプル

Seiren Miniで実際に音声を録音してみました。音声はどちらも筆者が実際にRazer Seiren Miniで録音した物です。

同じセリフを2回言っていますが、2回目はキーボードを両手でランダムに連打しています。

Razer Seiren Miniの詳しい設定は以下の記事を参考にしてみてください。

付属スタンドでの音声サンプル

音声が流れます。イヤホンかヘッドホンの使用を推奨します。

録音レベル60で録音

口元からマイクまでの距離は約40cm

付属スタンドでの音声サンプルにはキーボードの打鍵振動が入っています。またPCのファンノイズも若干入ってしまっています。

しかし、こう評価したもののYetiよりは環境ノイズは含まれていないことが確認できました。

マイクアームでの音声サンプル

音声が流れます。イヤホンかヘッドホンの使用を推奨します。

録音レベルは50で録音

口元からマイクまでの距離は約5cm

マイクアームでの音声サンプルにはキーボードの打鍵振動もPCのファンノイズも入っていません。

筆者的にはマイクアームでの使用を推奨します。

マイク音質

マイク音質はブライト寄りですがフラットな特性です。

クリアで音抜けは良く、ゲーム音声にも埋もれにくいです。

息を吸う音やリップノイズは拾いにくく、コンデンサーマイクらしい音ですが、とても扱いやすくなっています。

ポップガードを使わなくてもブレス音は拾いにくくできているため、良い意味で適当に使っても問題が起こりくいと思いました。

音質総括

個人的にはマイクアームで口元の近くに配置して使用するのがベターな製品だと思いました。

付属のスタンドで使用する場合は、ゲーム配信などであれば配信ツールのノイズリダクションは活用必至です。

ただ単にキーボード操作をせずに音声通話などで利用する場合であれば、特に何も難しいことを考えずに使えます。コンデンサーマイクですが非常に扱いやすいです。

おまけ

Yeti Nano用のポップガードが使える

Seiren Mini おすすめポップガードです。Seiren Miniにはポップガードが内蔵されているんですが、マイクに近づくと衛生面が気になる方もいるかもしれないので紹介します。

Yeti Nanoのポップガードが奇跡的にピッタリとハマります。アフロ感が溢れ出ていますが、愛嬌たっぷりな見た目になります。

ハエたたきのような大きなポップガードを使いたくない場合に非常におすすめの手段です。

2個入りの価格になっています。

まとめ

Seiren Miniについてレビューを行ってきました。

良い意味でRazerらしさが感じられないUSBマイクになっています。コンデンサーマイクだけど神経質にならなくていいUSBマイクです。

ウィークポイントとしては付属のスタンドだと少し高さが足りないため、口元から遠くなりゲインを大きめにしないといけなくなるのが少し残念だと思いました。

しかし、ショックマウントがカプセル周辺に取り付けられているため、大型のショックマウントを使用しなくともマイクアームでの利用ができます。

Seiren MiniはUSBマイクの中では比較的安価な製品ですが、音質面だけを考えると他の製品には引けを取らないどころか、スーパーカーディオイドという特性のおかげで、一般的なコンデンサーマイクよりも環境音は拾いにくくなっています。

それだけでなく、とてもコンパクトな形状は視界を遮りにくく、巨大になりがちなコンデンサーマイクのネガティブなポイントを極力排除できています。

デザインもゲーミング感が一切無いため、ゲーマーでなくてもイチオシのUSBマイクです。

筆者的には、Seiren Miniの音質は全く問題ないのですが、キーボードを連打するようなゲームや、ゲーム配信をするなら付属スタンドでは少し頼り無さが否めないため、マイクアームでの使用を推奨しておきます。

マイクアームと揃えても¥10,000でお釣りが来る組み合わせにもできる場合もあるため、¥10,000でマイク環境を整えよう的なニュアンスで必ず紹介したい製品です。

普通に音声通話やラジオ配信をするなら申し分無いクオリティのマイクです。

ソフトウェアコントロールを必要としていない方には手放しでオススメできます。

ココが良い

  • 低価格で音質良し
  • コンデンサーマイクの中では環境音を拾いにくい
  • リップノイズもポップノイズも拾いにくい

ココはイマイチ

  • 付属スタンドはゲームをするには頼りない

一緒に買うのにおすすめなマイクアーム

マイクマイクレビュー
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この記事を書いた人
komugipowder

元イネ科アレルギーのkomugipowderです。ゲーミングPCの周辺機器・配信用機材・ガジェットのレビューをしています。みっちり愛を込めて使い込むことをモットーとしたレビュー記事を書いています。配信機材は分かりにくい製品が多いので、設定方法や困りごとの解決・お役立ち情報も発信しています。広告収入を活動資金にして運営しています。

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